2026年Fujiクロスバイク最新情報!価格とモデルの違いを解説

東京の街並みでFujiのクロスバイクに乗る日本人女性のライフスタイルイメージ

出典:Fuji公式

ここ数年、街中で見かける自転車のスタイルが少しずつ変わってきているのを感じませんか?これまでは「安くて速ければいい」「とりあえず移動できればいい」という実用一点張りだった自転車選びが、最近ではファッションの一部として、あるいは自己表現のアイテムとして、「自分らしさ」を投影できる相棒を探す方が増えている気がします。

そんなトレンドのど真ん中にいるのが、アメリカ育ちの日本ブランド、Fuji(フジ)の2026年モデルではないでしょうか。独特のカラーリングセンス、流行に迎合しないクラシックな細身のフレーム、そしてストリートカルチャーと融合した佇まいは、カタログを見ているだけでワクワクしますよね。

私自身も、街でFujiのバイクが停まっているのを見かけると、ついつい「おっ、分かってるな」と目で追ってしまいます。

でも同時に、購入に踏み切るには悩ましいポイントが多いのも事実です。「円安の影響で価格が高騰してるけど、本当にその価値はあるの?」「クロモリフレームって重そうだけど、毎日の通勤で疲れない?」「人気の新色が欲しいけど、いつ入荷するのか分からない」……そんな不安や疑問が、頭の中でグルグル回っている方も多いはずです。

私も新しいバイクを選ぶときは、カタログのスペック表とにらめっこしながら、実用性と見た目の狭間で何度も葛藤するタイプなので、その気持ちは痛いほどよく分かります。

今回は、そんな迷える自転車好きの皆さんと一緒に、Fujiの2026年ラインナップをじっくりと紐解いていきたいと思います。カタログスペックの解説だけでなく、実際に乗って感じる「経験価値」や、購入後に後悔しないためのリアルな視点を盛り込んでお届けします。

  • 2026年モデルの発売時期や価格改定のリアルな状況と対策
  • 定番RAIZや新モデルALTERRなど主要モデルの特徴と選び方
  • カタログ値には載っていない重量感やサイズ選びの落とし穴
  • Fujiのバイクをおしゃれに乗りこなすためのカスタムや服装のヒント

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目次

2026年のFujiクロスバイク最新トレンド

Fujiクロスバイク2026年モデルのフレームとカラーバリエーション
RAID HACKs イメージ

2026年のFujiは、単なる毎年のモデルチェンジにとどまらず、ブランドとしての「在り方」や「哲学」をより強く打ち出してきているように感じます。まずは、個別のモデルを見る前に、全体的なトレンドや、購入前に知っておくべき市場の動きについて、少しマクロな視点で見ていきましょう。

発売日と在庫状況の最新情報

まず、皆さんが一番ヤキモキしているであろう「いつ買えるのか?」「欲しい色は手に入るのか?」という在庫状況についてです。結論から申し上げますと、2026年モデルのFujiは、モデルやカラーによって発売時期がかなりバラバラな「五月雨式」の展開となっています。

例えば、今年注目を集めている新モデル「ALTERR(アルター)」の一部のカラー(定番のBlackなど)は、比較的早い段階から市場に出回っていますが、カタログやInstagramで見て「これだ!」と直感した絶妙なニュアンスカラー、例えば「Steel Silver」や「Midnight」、「Vivid Green」といった人気色は、初回入荷分が少なく、次回入荷が数ヶ月先になるケースが多いのが現状です。これはFujiに限った話ではありませんが、近年の自転車業界は、パンデミック後の物流の混乱こそ落ち着いたものの、生産調整やコンテナ輸送のスケジュールによって、どうしても納期が不安定になりがちです。

特に注意したいのが、春の新生活シーズン(3月〜4月)です。この時期は通勤・通学需要が一気に高まり、ショップの在庫が一瞬で蒸発します。

「暖かくなったら買おうかな」とのんびり構えていると、いざショップに行った時には「全サイズ完売、次の入荷は秋です」なんて残酷な宣告を受けることも珍しくありません。私自身の経験でも、友人がBALLADの特定のカラーを探していた際、県内のショップを5件回っても見つからず、結局隣の県まで車で買いに行ったことがありました。

【ここがポイント】
「欲しいモデル」と「欲しいカラー」が決まっているなら、ショップへの早めの問い合わせと仮予約が必須です。特にSサイズやXXSサイズなどの極端なサイズは生産数自体が少ないため、争奪戦になりやすいです。また、オンラインショップで「在庫あり」の文字を見つけたら、それは運命の出会いかもしれません。迷っている間に「売り切れ」に変わる前に、決断することをおすすめします。

さらに、一部のショップブログなどからの情報では、特定の不人気カラーについては生産調整がかかり、カタログ落ちする可能性もゼロではありません。逆に言えば、今店頭にある在庫が「ラストワン」かもしれないのです。自転車との出会いは一期一会。ビビッときたその直感を信じるのも、Fuji乗りには必要な資質かもしれませんね。

価格改定とコスパへの影響

【ご注意】
紹介している製品価格は執筆時点の情報です。購入の際は、必ず公式サイトや販売店で最新の価格をご確認ください。

正直なところ、ここが一番お財布に痛い部分であり、購入を躊躇させる最大の要因かもしれません。昨今の原材料費の高騰、エネルギーコストの上昇、そして何より長引く円安の影響で、2026年モデルも全体的に価格が上昇傾向にあります。かつては「5万円台で買えるおしゃれなクロスバイク」として親しまれていたモデルも、今では車体価格だけで7万円〜8万円台、スタンドやライト、頑丈な鍵、空気入れなどの必須オプションを含めると、乗り出し価格で総額10万円近くになることを覚悟しておく必要があります。

「クロスバイクに10万円?」と驚いて二の足を踏む方もいるでしょう。確かに、単なる「移動手段」として見れば、ホームセンターのルック車や、大手量販店のPB(プライベートブランド)車の方が圧倒的に安上がりです。しかし、私はこの価格差について、こうポジティブに捉え直しています。

まず、Fujiのバイクは「リセールバリュー」が比較的高い傾向にあります。無名ブランドの自転車は数年乗ると価値がほぼゼロになりますが、Fujiのようなブランド車、特にFEATHERやBALLADといった定番モデルは、中古市場でも一定の人気があります。大切に乗れば、乗り換える際に次の資金源になってくれるのです。

次に、「心の満足度」という見えない価値です。毎日駅まで歩くのが億劫だった道のりが、お気に入りの自転車に乗ることで「楽しみな時間」に変わる。休日にふと「あそこまで走ってみようか」と冒険心が湧いてくる。そんなライフスタイルの変化をもたらしてくれるなら、その10万円は決して高い投資ではないと私は思います。

さらに細かい話をすると、2026年モデルでは一部のコンポーネント(変速機やブレーキ等の部品)において、シマノの新しい規格「CUES(キューズ)」への移行や、代替パーツの採用など、メーカー側も価格を抑えつつ品質を維持するための涙ぐましい努力が見られます。

単なる値上げではなく、耐久性の向上など、見えない部分でのアップデートも行われている点も評価すべきでしょう。

【予算計画のヒント】
車体価格ギリギリの予算で考えていると、後で必要なアイテム(ライト、鍵、ヘルメット、防犯登録料、保険など)を買うお金が足りなくなります。車体価格+2万円〜3万円程度を総予算として見ておくのが、後悔しない買い物の鉄則です。

定番RAIZとディスクブレーキ

雨天の街中で走行するFuji RAIZディスクブレーキモデル
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Fujiのクロスバイクラインナップの中で、最もスタンダードで、誰にでも扱いやすい優等生がアルミフレームの「RAIZ(ライズ)」シリーズです。2026年もその立ち位置は健在で、カラーバリエーションの豊富さと、軽快な走行性能で、やはり「最初の一台」として検討している方は非常に多いはずです。

ここで多くの購入希望者が直面し、頭を抱えるのが、「従来のVブレーキ仕様(無印RAIZ)」にするか、それとも「ディスクブレーキ仕様(RAIZ DISC)」にするかという二者択一の問題です。

それぞれの特徴を比較表で整理してみましょう。

比較項目 RAIZ (Vブレーキ) RAIZ DISC (油圧ディスク)
価格 比較的抑えめ(コスパ◯) +1万円〜1.5万円程度高い
重量 軽い(構造がシンプル) 少し重くなる(ローター等の分)
制動力 晴天時は十分だが雨で落ちる 雨天でも制動力が落ちにくい
タッチ ワイヤーの摩擦感がある 指一本で引けるほど軽い
メンテ 構造が単純で自分でも可能 専門知識が必要(オイル交換等)
見た目 クラシック、シンプル メカニカル、現代的

私個人の編集長としての意見を言わせていただくと、「通勤・通学で雨の日も乗る可能性があるなら、迷わずディスクブレーキ(RAIZ DISC)」をおすすめします。濡れた路面での安心感が段違いだからです。

Vブレーキの場合、リム(車輪の外枠)が濡れるとブレーキの効きが極端に悪くなり、「止まれない!」とヒヤッとする瞬間がありますが、ディスクブレーキならそのリスクを大幅に減らせます。また、油圧ディスクの軽いレバータッチは、毎日の疲労軽減にもつながります。

一方で、「週末の晴れた日にしか乗らない」「ポタリングやカフェ巡りがメイン」「少しでも車体を軽くして、軽快に階段を持ち運びたい」という方なら、クラシックなVブレーキモデルを選ぶのも賢い選択です。

構造がシンプルなので、輪行(自転車を分解して電車に乗せること)をする際もトラブルが少なく、何より見た目がスッキリしています。価格差も1万円以上あるので、その分を高品質なライトや鍵、あるいはおしゃれなヘルメットなどの購入費用に回すというのも、戦略的な予算配分と言えるでしょう。

クロモリBALLADの魅力と欠点

クロモリフレームのFuji BALLADと街乗りの雰囲気
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「Fujiといえば、やっぱり細身の鉄フレームでしょ!」というファンは多いですし、私もその一人です。そのFujiのアイデンティティを色濃く反映しているのが「BALLAD(バラッド)」シリーズです。2026年モデルの新色も、ヴィンテージカーを彷彿とさせるような深みのあるカラーリングで、素晴らしい仕上がりになっています。

BALLADの最大の魅力は、なんといってもその「普遍的な美しいシルエット」と、鉄素材特有の「しなやかな乗り心地」にあります。アルミフレームが「カチッ」とした硬い乗り味で、路面の段差を「ガツン」と伝えてくるのに対し、クロモリ(クロムモリブデン鋼)フレームは、素材自体が微細にしなることで振動を吸収してくれます。

よく「バネのような乗り心地」と表現されますが、ペダルを踏み込んだ時に一瞬タメがあり、そこからグンと伸びるように加速する感覚は、一度味わうと病みつきになります。長距離を走っても疲れにくいのは、この素材特性のおかげなんです。

しかし、愛すべきBALLADにも明確なデメリット、あるいは「付き合う上での覚悟」が必要です。

1. 重力の壁

どうしてもアルミフレームより重くなります。カタログ値で10kg〜11kg程度ですが、実際に持ち上げるとズシリとした重みを感じます。もしあなたのお住まいがエレベーターなしのマンションの3階以上だとしたら、毎回の出し入れが筋トレになることを覚悟してください。

ただ、走り出してしまえば「慣性(イナーシャ)」が働くので、平坦な道ではその重さが安定感に変わり、意外とスピード維持は楽だったりします。

2. 錆び(サビ)との戦い

鉄は錆びます。これは自然の摂理です。雨ざらしの駐輪場に保管するのは自殺行為と言っても過言ではありません。塗装が剥げたところから錆が広がり、最悪の場合はフレームの内部から腐食してしまいます。

屋根付きの駐輪場を確保するか、雨の日は乗らない、濡れたらすぐに拭く、定期的に防錆スプレーを吹くといった「愛情(メンテナンス)」が不可欠です。

【クロモリのエイジング】
革製品のように、使い込むほどに味が出ると捉えることもできます。ピカピカの新品もいいですが、少し傷が入ったり、バーテープが擦り切れてきた頃のBALLADも、オーナーの歴史が刻まれていて本当にかっこいいんですよ。

ALTERRなど新モデルの評判

700Cとは異なる26インチモデルの楽しさや取り回しの良さを直感的に伝えるための画像。記事内の「移動を遊びに変える」というメッセージを視覚的に補強。
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2026年のラインナップで特に異彩を放ち、賛否両論(?)を巻き起こしているのが、「ALTERR(アルター)」や「VAPAH(ヴェイパー)」といった個性派モデルたちです。

特にALTERRは、90年代のMTB(マウンテンバイク)ブームを知るおじさん世代には懐かしく、Z世代の若者には「Y2Kファッション」のような新鮮でエモいスタイルとして映っているようです。

このモデルの最大の特徴であり、同時に最大の論点となるのが、あえて今のスポーツバイクの主流である700C(大きなタイヤ)ではなく、一回り小さい26インチタイヤを採用している点です。

「えっ、26インチなんて時代遅れじゃないの?」「タイヤの選択肢が少ないんじゃない?」という不安の声も聞こえてきそうです。確かに、純粋な巡航速度や長距離移動の効率で言えば、700Cの大径ホイールには敵いません。

しかし、信号が多く、ストップ&ゴーを繰り返す日本の都市部においては、26インチの「漕ぎ出しの軽さ」と「小回りの良さ」は、実は理にかなった選択だったりするのです。

実際にALTERRに試乗してみた感覚としては、BMXのようにヒラヒラとバイクを扱える楽しさがありました。路地の角を曲がる時、歩道の段差を越える時、700Cのクロスバイクだと少し気を遣う場面でも、ALTERRなら太めのタイヤと相まって「遊び場」に変えてしまえるような感覚です。

これは「移動」を「遊び」に変える、Fujiからの新しい(そして懐かしい)提案なのだと思います。

また、VAPAHのようなシングルスピード(変速機なし)×グラベル(太いタイヤ)というニッチな組み合わせも、Fujiならではの変態的(褒め言葉です)なアプローチです。

「変速機が壊れる心配がない」「チェーンが外れにくい」という究極の実用性を突き詰めた結果、街乗り最強のタフネスバイクに仕上がっています。「便利さ」よりも「スタイルのある不便さ」を楽しめる人には、これ以上ない相棒になるでしょう。

Fujiのクロスバイク2026年モデルを比較

トレンドや各モデルのキャラクターを押さえたところで、次は実際に購入を検討する際に必ずぶつかる「比較検討」の壁を乗り越えていきましょう。カタログのスペック表には載っていない、実用面でのリアルな使用感や、他ブランドとの決定的な違いを深掘りします。

Giant Escapeとの比較と違い

クロスバイク選びをする上で、避けて通れない巨大な壁。それが、クロスバイク界の絶対王者「Giant Escape R3(ジャイアント エスケープ)」との比較です。おそらく、このページを見ている皆さんも、ブラウザの別タブでGiantのページを開いているか、一度は比較検討したことがあるのではないでしょうか。

結論からズバリ言わせていただきます。「コスパと機能、合理性」で選ぶならGiant、「個性とスタイル、愛着」で選ぶならFuji。これに尽きます。

Giantのエスケープは、工業製品として本当に完成度が高いです。軽量で、よく走り、パーツ構成も手堅く、価格もFujiより数千円〜1万円ほど安いケースが多い。

取扱店も多く、修理にも困りません。まさに「最適解」です。しかし、それゆえに「街で被る」確率は天文学的に高くなります。駅の駐輪場に行けば、必ずと言っていいほど同じ色のエスケープが停まっています。

一方、Fujiを選ぶメリットはどこにあるのか?

【Fujiを選ぶ理由:アイデンティティの充足】
Fujiのバイクには、「余白」と「文化」があります。駐輪場に自分の自転車を停めたとき、信号待ちでふとショーウィンドウに映った自分の姿を見たとき、「あ、やっぱり俺の自転車、他とは違ってカッコいいな」とニヤリとできる。この「自己肯定感」や「所有する喜び」にお金を払う価値は十分にあります。

スペック表の重量が1kg重くても、価格が1万円高くても、乗るたびに心が躍るなら、その選択は間違いではありません。自転車は単なる移動ツールではなく、あなたのライフスタイルそのものを映し出す鏡なのですから。

サイズ感と適正身長の注意点

ここ、テストに出るくらい重要です。Fujiのバイクを購入して「失敗した!」と後悔する原因のナンバーワンが、このサイズ選びのミスです。

特にBALLADやFEATHER、STROLLのような「ホリゾンタルフレーム(トップチューブが地面と水平な形状)」を選ぶ方は、細心の注意が必要です。ホリゾンタルフレームは、伝統的で美しい三角形を描きますが、構造上、「スタンドオーバーハイト(地面からトップチューブまでの高さ)」が高くなりがちです。

どういうことかと言うと、メーカーの「適正身長表」では適合範囲内(例:身長170cmでサイズ52が適正)となっていても、手足の長さ、特に「股下」の長さによっては、「信号待ちでサドルから前に降りようとしたら、股間がフレームに激突して足が地面に着かない」という、身体的にも精神的にも痛い悲劇が起こり得るのです。

失敗しないサイズ選びのステップ

  1. 股下を正確に測る:壁にかかとをつけて立ち、股に本などを挟んで、床からその本の上端までの高さを測ります。
  2. 靴の厚みを考慮する:普段自転車に乗るときに履く靴(スニーカーなど)の底の厚さ(+2〜3cm)を加味します。
  3. 余裕を持たせる:スタンドオーバーハイトの数値よりも、自分の股下(靴込み)が2〜3cm以上長くないと、安全に降りることができません。

【ネット通販での注意点】
ネット通販で購入する場合でも、できれば一度実店舗で近いモデル、あるいは同じホリゾンタルフレームの自転車に跨ってみることを強くおすすめします。もし近くにショップがない場合は、上記の計算を慎重に行い、不安な場合は「ワンサイズ小さめ」を選ぶのがセオリーです。サドルは上げられますが、フレームの高さは下げられないからです。

車体は重い?坂道での実走感

「クロモリはおしゃれだけど重い」という評判、どうしても気になりますよね。実際のところ、アルミフレームのクロスバイク(Giant Escapeなど)が10kg前後なのに対し、Fujiのクロモリモデルやグラベル系モデル(FEATHER CX FLATやTALAWAHなど)は、モデルやサイズによっては11kg〜12kg台後半になることがあります。

「たった1〜2kgの差でしょ?」と思うかもしれませんが、お米の袋をイメージしてください。2kgのお米を持って坂道を登るのは結構大変ですよね。坂道や、信号待ちからの漕ぎ出しの瞬間には、確実にその物理的な「重さ」を感じます。特に、日本のように信号が多く、ストップ&ゴーが頻繁な環境では、この初速の重さがジワジワと脚を削ってくることも事実です。

ただ、重さが常に「悪」かというと、そうとも限りません。ここで物理の話になりますが、一度スピードに乗ってしまえば、重い物体ほど動き続けようとする力(慣性モーメント)が強く働きます。

つまり、巡航速度に乗ってしまえば、ペダルを止めてもスピードが落ちにくく、まるでオートパイロットのように「スーッ」と進んでくれる感覚があります。この「安定感」こそがクロモリの真骨頂であり、長距離ライドでの疲労軽減につながる要素でもあります。

結論としては、ご自宅周辺が「激坂」だらけの地域にお住まいなら、軽いアルミのRAIZや他社の軽量バイクをおすすめします。しかし、平坦な都市部の移動がメインなら、重量のデメリットよりも、振動吸収性の良さや安定感というメリットの方が上回るはずです。

通勤仕様にカゴをカスタム

Fujiのようなスタイリッシュなバイクに、「前カゴ(バスケット)」や「泥除け(フェンダー)」、「キャリア(荷台)」を付けるのはダサいのか?という問題。これは多くのコミューター(自転車通勤者)が直面する、実用性と美学のジレンマです。

私の答えは、「選び方とセンス次第で、むしろノーマルよりカッコよくなる」です。

やってはいけないのは、ママチャリ用のプラスチックや安っぽいステンレスの銀色カゴをポン付けすることです。これだと、せっかくのFujiの世界観が一瞬で崩壊し、生活感丸出しの自転車になってしまいます。

Fujiに似合うカスタムの正解例

  • WALD(ウォールド)のバスケット:アメリカ発の定番ワイヤーバスケット。浅めの作りとシンプルなデザインが、Fujiのストリート感にベストマッチします。あえて少し雑多に荷物を放り込むスタイルが様になります。
  • RACK(ラック・荷台):カゴではなく、平らなフロントラックやリアラックを取り付け、そこにバッグをバンドで固定するスタイル。これなら「運び屋」のようなプロっぽい雰囲気を演出できます。
  • フルフェンダー(泥除け):簡易的なプラスチックのものではなく、タイヤに沿った金属製(アルミや亀甲模様など)のしっかりしたフェンダーを付けると、ランドナー(旅用自転車)のようなクラシックな品格が生まれます。

【免責事項:作業は自己責任でお願いします】
キャリアやバスケットの取り付けには、フレーム側のダボ穴(ネジ穴)の位置や規格が合うか確認が必要です。特にディスクブレーキモデルやカーボンフォークのモデルは取り付けが難しい場合があります。無理な取り付けはフレームを傷める原因になりますので、必ずプロショップに相談してください。

Fujiのバイクは「カスタムベース」としての懐が非常に深いです。自分のライフスタイルに合わせて、少しずつパーツを足したり引いたりして、自分だけの「最強のコミューター」を作り上げていく過程こそが、Fujiオーナーの醍醐味と言えるでしょう。

ダサいと言われない服装選び

カジュアルな私服とFujiクロスバイクのコーディネート例
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最後に、自転車に乗る時のファッションについて。「クロスバイクに乗るからには、ピチピチのレーシングジャージを着ないといけないの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、安心してください。Fujiに限って言えば、むしろカジュアルな私服の方が圧倒的に似合います。

2026年モデルのアースカラー(カーキ、ベージュ、グレー系)やニュアンスカラーは、都市の風景や普段の街着に溶け込むように計算されています。ガチガチのスポーツウェアで乗ると、むしろ自転車の持つ「抜け感」とチグハグになってしまい、少し違和感が生まれてしまうことも。

おすすめのスタイル

  • トップス:春・秋ならオーバーサイズのパーカーやネルシャツ、冬ならマウンテンパーカーやバブアーのようなオイルドジャケット、あるいはシンプルなウールコートなんかもBALLADには似合います。夏場は、速乾性のある機能性Tシャツ(ユニクロやワークマンなどのシンプルなもの)を活用しましょう。
  • ボトムス:動きやすいストレッチ素材のチノパンや、クライミングパンツ(Gramicciなど)が定番です。デニムを履くなら、チェーンの油で裾が汚れないように、右足だけロールアップするか、おしゃれな「裾バンド」を使うのが鉄則です。

そして忘れてはならないのが、ヘルメットの着用(出典:警視庁『自転車用ヘルメットの着用』)です。今は「帽子に見えるヘルメット」や、マットカラーで私服に馴染むアーバンなデザインのものがたくさん出ています。安全を守りつつ、ファッションの一部としてヘルメットを楽しむのが、2026年のスマートなサイクリストの常識です。

2026年のFujiクロスバイク選び総括

ここまで、2026年のFujiクロスバイクについて、良いところも、少し気になるところも、包み隠さず本音でお話ししてきました。長くなってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。

正直なところ、スペックの数値やコスパ、合理性だけで選ぶなら、他にも優れた選択肢はたくさんあります。GiantやTrekといった巨大メーカーのバイクは、間違いなく高性能です。でも、あなたがFujiを選ぶということは、「効率」よりも「愛着」を、「スペック」よりも「物語」を選ぶということではないでしょうか。

朝、玄関を出て、駐輪場に停まっている自分の自転車を見た瞬間に「よし、今日もかっこいいな」「こいつとなら今日も頑張れるな」と思える。そんなエモーショナルな価値が、Fujiのバイクには間違いなく詰まっています。

どうか皆さんが、カタログの小さな数字や、ネットの「重い」「高い」といったノイズに惑わされず、自分の直感で「これが好きだ!」と思える一台に出会えることを願っています。その一台はきっと、あなたの毎日を少しだけドラマチックに変えてくれるはずです。

この記事に関するよくある質問

Q身長160cmですが、ホリゾンタルフレームのBALLADに乗れますか?

A

結論から言うと「サイズ選びを慎重に行えば可能」です。Fujiは比較的小さいサイズ(XXSやXSなど)も展開していますが、ホリゾンタルフレームは構造上、またがる部分(トップチューブ)の位置が高くなります。カタログの適正身長だけでなく、ご自身の「股下」を計測し、フレームの「スタンドオーバーハイト」よりも股下が2〜3cm以上長いことを必ず確認してください。不安な場合は、トップチューブが斜めに下がっているモデル(RAIZやALTERRなど)の方がサイズ合わせは容易です。

Qクロモリフレームはすぐに錆びてしまいますか?保管方法は?

A

鉄素材である以上、雨ざらしにすれば確実に錆びます。しかし、適切なケアをすれば数十年乗り続けることも可能です。理想は「室内保管」ですが、難しい場合は「屋根付きの駐輪場」を選び、さらに「自転車カバー」をかけることを強くおすすめします。また、雨に濡れたらすぐに乾いた布で拭き取り、定期的にチェーンやネジ類に注油を行うことで、錆の発生を大幅に防ぐことができます。

Qネット通販でFujiの自転車を買っても大丈夫ですか?

A

最近はネット通販でも「完全組立・整備済み」で配送してくれるショップ(cymaなど)が増えており、安心して購入できます。ただし、Fujiの場合は前述の通りサイズ選びがシビアなため、事前にサイズ確認を入念に行うことが重要です。また、購入後の防犯登録は、自転車本体と「販売証明書」を持って、お近くの自転車店(自転車防犯登録所)で行う必要がありますので、その手順も確認しておきましょう。

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