自転車が突然なくなったとき、まず確認したいのは「盗難」か「撤去」かです。保管場所を正しく調べられれば、ムダな移動や電話を減らせます。ここでは、できるだけ最短で保管場所にたどり着くための手順を、状況別にまとめます。
最初に確認:盗難か撤去かを切り分ける
保管場所を探す前に、まず「撤去」の可能性が高い状況かを確認します。ここを間違えると、自治体に問い合わせても空振りになりやすいです。
撤去の可能性が高いケース
- 駅前・商業施設周辺などの「放置禁止区域」に停めた
- 近くに「撤去しました」などの掲示がある
- 同じ場所で撤去作業を見たことがある(撤去が多いエリア)
盗難の可能性も考えるべきケース
- 施錠していたのにワイヤーが切られているなど、破損の痕跡がある
- 駐輪場内(契約駐輪場・有料駐輪場)で消えた
- 撤去対象になりにくい場所(私有地・施設管理エリア)
迷う場合の結論:先に「撤去の照会」→ダメなら盗難対応
どちらか分からない場合は、まず撤去照会を優先し、該当なしなら盗難届の相談に進むとムダが少なくなります。
方法1:自治体サイトで「撤去自転車保管所」を探す
最短で調べたいなら、自治体(市区町村)の公式サイトを確認するのが基本です。「撤去 自転車 保管所(自治体名)」で検索すると見つかりやすいです。
検索するときのキーワード例
- 「(市区町村名) 放置自転車 撤去 保管所」
- 「(市区町村名) 撤去自転車 返還」
- 「(駅名) 放置自転車 撤去」
自治体ページで確認すべき項目
- 保管所(返還場所)の住所・地図
- 受付時間・休業日
- 返還に必要な持ち物
- 手数料(現金のみか、支払方法)
- 保管期限
方法2:電話で確認する(どこにかける?何を聞く?)

なお、保管所へ向かう前に一つだけ確認しておきたい重要なポイントがあります。
状況によっては、手数料を支払わずに返還される可能性があるためです。

「自治体サイトが見つからない」「急いでいる」場合は、電話が確実です。聞く内容を事前に整理しておくと一発で済みます。
どこに電話すればいい?
- 自治体のコールセンター(総合窓口)
- 放置自転車対策の担当課(交通・道路・環境など)
- 撤去自転車保管所(返還センター)
電話で伝えるとスムーズな情報
- 撤去(または消失)に気づいた日時
- 停めていた場所(駅名、出口、目印)
- 自転車の特徴(色、車種、カゴの有無、ステッカーなど)
- 防犯登録番号(分かれば)
そのまま使える質問テンプレ
- 「◯◯駅の◯◯出口付近で自転車がなくなりました。撤去の可能性を確認できますか?」
- 「撤去されている場合、保管場所と受け取り方法を教えてください」
- 「受付時間と必要な持ち物、支払い方法(現金のみ等)を教えてください」
方法3:現地の掲示・撤去通知(ハガキ)で確認する
撤去が行われた場所の近くに、掲示が残っていることがあります。また、後日「撤去通知ハガキ」が届く自治体もあります。
現地掲示で見るポイント
- 撤去日・撤去時間
- 問い合わせ先(電話番号)
- 保管場所(返還場所)
撤去通知(ハガキ)が届くまで待つべき?
- 急ぎなら待たずに照会した方が早い
- ただし自治体によっては到着まで数日かかる
【主要5都市】撤去費用と「処分」までのカウントダウン
自転車の撤去ルールは、自治体によって驚くほど差があります。「まだ大丈夫だろう」という油断が、愛車の処分に繋がります。自分の地域のデッドラインを今すぐ確認してください。
| 都市名 | 自転車手数料 | 保管期間 | TAKEの警告 |
|---|---|---|---|
| 東京23区 | 3,000円〜5,000円 | 約1ヶ月 | 大田区など2025年に5,000円へ値上げの動きあり! |
| 大阪市 | 3,500円 | 20日間 | 全国屈指の短さ。3週間以内に行かないと即処分です! |
| 名古屋市 | 3,500円 | 1ヶ月 | 24時間対応の電話窓口あり。夜中でも確認可能です! |
| 横浜市 | 1,500円 | 2ヶ月 | 主要都市で最も良心的。焦らず週末に引き取りOK。 |
| 福岡市 | 2,500円 | 1ヶ月 | 専用の検索サイトが優秀。スマホで一発特定できます。 |
※2024年10月〜2025年実施の改定データを反映しています。保管期間を1日でも過ぎると、自治体は所有権を失ったとみなし、リサイクル販売やスクラップ処分を合法的に行えるようになります。
⚠️ 知っておかないと損をする「無料返還」の条件
保管所へ向かう前に、必ず確認してください。実は、自治体のルールで撤去手数料が「無料」になる唯一のケースが存在します。
ただし、ネットで噂されている「後から盗難届を出せばOK」という裏技には、公務執行妨害などの深刻なリスクが伴います。正当な理由で免除を受けるための「絶対条件」と、やってはいけないNG行動を、親記事で詳しく解説しています。
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「今日中に必要」なときの優先順位
- ① まず自治体サイト or コールセンターで照会
- ② 受付時間に間に合うならそのまま保管所へ
- ③ 間に合わないなら、保管期限と次回受付日を確認
保管場所が分かったら、次に考えるべきなのは
「本当に引き取りに行くべきかどうか」です。
手数料・自転車の状態・今後の使い道によって、最適な判断は変わります。
手数料を払って引き取るか、新車に買い替えるかの「損益分岐点」
「無料にならないなら、もう取りに行かなくていいや」とふて腐れてしまう前に、少しだけ冷静に計算してみましょう。手数料、交通費、そして今の自転車の価値を天秤にかければ、進むべき道が見えてきます。
こんな場合は「買い替え」を検討すべき
もしあなたの自転車が以下の条件に当てはまるなら、数千円の手数料を払って取り戻すよりも、新しい相棒を探す方が経済的に「得」かもしれません。
- 手数料が5,000円近い場合: 大田区のように撤去手数料が5,000円に達するエリアでは、格安の新品自転車(約1.5万〜2万円)の価格の1/3以上に相当します。
- 車両が老朽化している: タイヤがツルツル、チェーンが錆びついている状態なら、引き取り後に数千円の修理代が確定しています。
- 保管所が遠すぎて交通費がかさむ: 往復の交通費と、半日潰れる「時間」をコスト換算すると、実質的な損失は手数料以上になります。
【TAKEの視点】
自転車の寿命は一般的に5年〜10年と言われますが、メンテナンスなしの放置状態なら3年ほどでガタがきます。今回の撤去を「そろそろ買い替えろという神様のお告げ」とポジティブに捉えるのも、一つのメンタルハックですよ!
「引き取らない」と決めたなら、賢く新車へ切り替え!
古い自転車に数千円の手数料を払うより、
その分を新しい相棒の「頭金」にするのがスマートな選択です。
よくある質問(FAQ)
Q. 盗難届を出す前に撤去照会しても大丈夫?
はい。まず撤去照会で「該当なし」なら盗難の可能性が高まるため、次の行動が決めやすくなります。
Q. 保管所に行ったら無料で返してもらえますか?
原則は手数料が必要です。無料返還が認められる条件は限られるため、詳細は別記事で確認してください。
Q. 家族や友人が代わりに取りに行けますか?
自治体によって委任状が必要になることがあります。事前に必要書類を確認してください。
関連記事:無料返還の条件・放棄の判断
保管場所さえ分かれば、あとは必要書類と手数料を準備して引き取りに行くだけです。もし「無料で返してもらえる可能性があるか」が気になる方は、条件を先に確認してから動くとムダが減ります。
ここまでで、自転車の保管場所を調べる手順は確認できたはずです。
あとは「無料で返してもらえる可能性があるのか」、
それとも「今回は引き取らない判断をするのか」を整理するだけです。
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自転車撤去|無料で返してもらう条件と引取・放棄の判断基準

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